勝俣美秋の和楽日記トップ → 2009年10月
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稽古日記10 / 29 [ Thu ] 03:52 編集

気配り、心配り、役作り。

気配り、心配り、役作り。

この頃、痛切に思う。
気配り、心配り、役作り、これはイコールだなっと。

僕の芝居の師匠と初めてお会いした時、

「君は人間か」

と突然言われた。
?☆!?◇???・・・こんな感じだった。

「一生をかけて人間になりなさい。人間として成長しないと、いい仕事はできない。」

とも言われた。

「でも、人間として成長するって言っても、優等生ではないからね。常識じゃないんだよ。」

とも言われた。

暫く、よくわからなかった。


しかし、芝居を続けてきて、この頃少しづつわかってきた。
人間の中味がそのまま、イコールだって事が実感で。

あと、

「音に敏感じゃない人間はいい仕事ができない。」

ともよくいっていた。余計な音は立てるなと。
芝居をしている時はもちろん、それ以外でも。

これも、ほんとイコールだなって、実感として想う。
音に対する感覚が、その人の発声の感覚。本を読む感覚。
雑音いっぱいで戯曲読んで、声出しても、雑音しかでてこないのは当たり前。
五月蝿い、とはよく言ったものだ。

繊細な感覚は普段から、大事に大事に育てていかないと、すぐになくなっちゃうものな。
残念ながら、芝居は芝居じゃないんだな。

あー、恐い恐い、僕も役者だもんな。
人間だものな。
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稽古日記10 / 25 [ Sun ] 02:04 編集

明日より、全日稽古。

僕の、好きな画家に、中川一政という画家がいる。

真鶴半島の上に、中川一政美術館がある。
中川一政は生前、真鶴に住んでいたそうだ。
中川一政は画家としてももちろん、書も極めた人だったらしい。
漢文などの造詣も深く、中川一政が中国に行った際、周恩来も一目おいていた為、大変なもてなしをされたと聞いている。

中川一政美術館に行った時、彼が97歳の時に書いた書がかかっていた。

そこには、

「正念場」

と書いてあった。

そして、98歳で亡くなったと記憶しているが・・・亡くなる少し前、意識も朦朧とした中で、病院のベットに横たわり、天井を観て、

「あれが、邪魔で構図が取れない。なんとかしてくれ。」

と、天井にある、スプリンクラーを見て言って、死ぬ直前まで絵を描いていたという。


表現者は、どこかで止まったら、そこで終りだ。
とまったら、後は、偉くなるだけ。
そういう人は本人がどんなにごまかそうとしても、出てきてしまうものだから、すぐにわかってしまう。

自分では、走っているつもりで、全然走っていない人もいる。
あるいは、走っているんだけど同じところをぐるぐると回っているだけ。
こういう人は、「何考えているんだろう」、と素直に不思議に思ってしまう。


中川一政は死ぬまで、のたうちまわっていた。走り続けていた。
表現者として、少しでも高みに上ろうと、死ぬまでのたうちまわっていた。
じゃないと、97歳にもなって、「正念場」なんて言葉は出てこない。

明日から、全日稽古。
正念場。

今、ブログを書いている机の前に、中川一政美術館に行った際に購入した絵葉書に書かれた、
「正念場」という言葉が、僕に、

「君、もっとできるんじゃないの?余力を残すな。」

と言っている。

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稽古日記10 / 14 [ Wed ] 00:19 編集

理論と実践。心と体。黒白魂。

稽古の合間を縫って、芝居を観に行った。

劇団☆新感線。

面白かったー。


表現の形式は、たくさんたくさんあったがいい。
自分の好きな表現をやっていけばいい。
自分の興味のある表現をやっていけばいい。

しかし、物を作る精神、これはどんな芝居をやろうと同じだ。
物を作る精神、根っこが腐っていれば、どんなに一生懸命、『芝居』などやっても、腐った実しかならない。有名、無名は関係ない。芝居がうまい、下手も関係ない。
若いから、年をとっているから、年齢も関係ない。

精神のない、魂のない技術なんて、くそでもくらってろ。
魂がなく、一生懸命『芝居』をやっている、そういう奴を見ていると、無性に悲しくなる。


劇団☆新感線の芝居は、エンターテイメントとよく言われているが、エンターテイメント的な面白さはももちろんの事、魂を感じた。

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勝俣美秋日記10 / 06 [ Tue ] 01:23 編集

平治です。よろしくおねがいします。

今年の夏、鎌倉に行ってきた。

そこでの運命的な出会い・・・。

鶴岡八幡宮に向かい、商店街を通っていると、左手に画廊が。
そしてそこには、招き猫ならぬ、チョイ招きをしている猫たちがいた。

むむ・・・。

さっそく入って見る。
素晴らしい。一目ぼれをしてしまった。

画廊の方に聞くところによると、エサシトモコさんという彫刻家の方が作った、「ちびでか君」という猫の貯金箱。なぜチョイ招きかというと、後の運はは自分で招いてくださいとの事だそうだ。

その中で、武者人形があり、ちびでか君んが鎧を着けていたのだ。
かわいすぎる。

以前、僕の家で、平治という猫を飼っていた。
ずっと室内で飼っていたが、僕が東京で芝居をやるようになってから、花粉症突然が発症し、それと一緒に重度の猫アレルギーになってしまっていたのだ。
その為、平治は外で飼われるようになった。

平治はよく戦っていた。何時も生傷が絶えなかった。
2、3日様子が見えない。餌も食べに来た形跡もない。
まだ、帰ってこない、ひょっとして、死んじゃったのかな?と思っていると、ひょっくり帰ってくる。
そして、傷だらけだ。

一週間帰ってこない事なんてしょっちゅうだ。
最高一か月近く戻らず、がりがりになって戻ってきたこともある。
やっぱり、傷だらけだ。

そして、秋口、平治が帰って来いない。また戦っているのだろう・・・一週間しても帰ってこない、一か月しても帰ってこない、そして寒い冬が来た。
今度こそ死んでしまったのだ。

かわいそうな事をした。お別れが何もできなかった。心残りだった。
もう、10年くらい前の事。

鎌倉で、武者人形を見た時、すぐに平治を思い出した。
そして、平治特徴を伝え、平治の武者人形を注文した。
そして、「生傷もどこかにお願いします」と、作者のエサシトモコさんにリクエスト!!

一つ一つ手作りの為、7月に注文をしたが、出来上がりは9月過ぎになるとの事で、ひたすら待った。平治が来るのを待った。そして先日、ついに、平治が来た。ちびでか君ん平治武者人形がやってきた。


これだ、


平治1


いかがでしょう、頬の生傷。

そして、チョイ招き。


平治2


僕の家に遊びに来ると、これからは、平治がもれなくお出迎えをいたします!!

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勝俣美秋日記10 / 03 [ Sat ] 00:32 編集

個人情報。

個人情報の為、おおっぴらには言えないが・・・


オオカミ少年の過ちが現実のものとなった。


先日、溝の口での稽古の帰り、丸尾さんと飲みに行った。
丸尾さんは「禁煙してるよ」と言って、タバコに火をつけていた。
禁煙宣言から、数時間で禁煙は終わったらしい。
禁煙とは言わない、いつもより長時間我慢していただけだ。

オオカミ少年はやはり、過ちを犯してしまったようだ。

「オオカミが来た」と言わず、ただ、「パンダがきた」と言えばよかっただけなのに・・・パンダが来たと。


上記内容は個人情報の為、口外は厳禁です。

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勝俣美秋日記10 / 02 [ Fri ] 22:28 編集

高尾山。

山路を登りながら、こう考えた。
智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい。
住みにくさが高じると、安い所へ引き越したくなる。どこへ越しても住みにくいと悟った時、詩が生れて、画が出来る。

夏目漱石「草枕」のあまりにも有名な冒頭だ。


そして、先日・・・僕も、山道を登りながら考えてきた。

稽古が始まったり、現実問題やら、劇団の問題やら、個人的な問題やらで、気がたって、考えて眠れなかった。強いお酒を飲みながら、本を読んでいたが、とうとう朝になってしまった。

弱いな。
もう少しで始発も出る時間だ・・・・あーやんなっちゃう。

突然・・・そうだ、高尾山いこっかな・・・。

と、思い立って、始発に乗り、高尾山に登ってきた。


ほとんど人がいないため、山の重さが僕を取り囲む。
そして、鳥の音、風の音、川の音、素晴らしい風景・・・。

二時間かけて山頂に到着。山頂で暫く休憩し、人が増えてきた時に下山し、11時には中野に戻ってきた。

どうにもならない時、家で悶々と考えているより、山を登りながらの方が、やっぱりよかった。

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